山梨から日本、そして世界へ。

6ヶ月を迎えた今

早いもので2022年もあっという間に6ヶ月目を迎えました。
6月と言えば、例年であれば「ネパール交流団」のネパールの学生(中学生)の来日を迎える準備で余念がない月でもあります。
在ネパール日本大使館へのビザ申請に始まり、来日するメンバーの宿泊・交流(大月市・山梨市・三島市)準備や、県知事・各市長表敬依頼書の提出、学校交流の計画など目まぐるしく動き回るのですが、残念ながら今回で15回目となるはずであった文化交流を今年も中止とさせていただきました。
3年間の交流中止が今後の交流活動にどのように影響するのかは未知数ですが、「万が一、新型コロナに子供たちが感染したら…」と考え、中止の決断をさせていただきましたことをご報告申し上げます。
関係者の方々には誠に心苦しいのですが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

この中止については、ネパールの子供たちが一番つらい思いをしております。
憧れの日本。これまで来日した子供たちが口を揃える「ゴミ一つない、きれいな日本」「安全な国日本」「水・緑に囲まれた美しい日本」といった感想からよくわかるように、子供たちは2週間の交流で食文化にも溶けこみ、日本に惚れ込んでいきます。
私はそんな子供たちの喜びに満ちた笑顔が目に焼き付いています。子供たちによる異文化交流の意義は大きく、日本・ネパールの子供たちにも、私たち大人も、交流事業を通しての幸福感、平和の尊さを感じ取っていきます。

そんな中にあって、日本においても山梨県でも、今年に入りようやく文化事業や祭りなどのイベントを推し進める事業団も増えてきています。
さすがに3年間の中止は事業運営自体に支障をきたす…との想いからでしょう。組織運営を考えるならば、小生も同感です。
小生の所属している甲府ユネスコ協会や、山梨県環境会議、大月市文化協会や大月市かがり火祭りも動き出しました。
今は僭越ながら、小生が出なくてもさほど支障のない会合などは休ませていただいています。
思っていた以上に忙しく動き回っている関係で、やむなく丁重にお断りをしております現状です。

そんな中でも、災害復旧職人派遣協会としては、いついかなる時に襲いかかってくるか分からない災害に備え、コロナ禍をくぐり抜けながら全国へ向け協定を推し進めています。
今月も、4月29日に協定を締結した宮城県と、宮城県庁で「協定式」を執り行います。
いずれにせよ、これ以上感染が拡大しないよう祈るのみです。

会長 石岡博実